ざくろの効果
カズレーザーと学ぶでザクロとライ麦 長寿の鍵のサーチュインを活性化する食材について放送されました。
まずは、長寿の鍵として注目されているのがサーチュインです。
サーチュインとは、細菌から哺乳類までの多くの生物が持っているサーチュイン遺伝子からつくられるタンパク質です。ー遺伝子操作によって酵母のサーチュインを少なくすると寿命が縮み、多くつくると寿命が回復することが確認されました。
サーチュインを活性化させるのには、エラグ酸から作られるウロリチンが効果的であることが研究で解明されてきました。
エラグ酸がたくさん含まれるスーパーフードとして紹介されたのが「ザクロ」です。
ザクロにはブルーベリーの164倍、いちごの6倍含まれているとの事です。
サーチュインは7種類あり、そのうち抗老化に関係しているのは3つといわれています。
ザクロは特徴的なポリフェノールをたくさん含んでおり、様々な長寿遺伝子を活性化させてくれます。
カロリー制限が長寿をもたらすという事で2004年David A. Sinclair(デビッド・A・シンクレア)らは、カロリー制限がサーチュインを活性化させることを示しました。
実験では、カロリー制限しなかったラットに比べて、カロリー制限したラットでは、脳、脂肪組織、腎臓、肝臓などの多くの組織においてサーチュインが明らかに増えました。それまで、カロリー制限と長寿との関係についてはいくつかの研究報告がありましたが、カロリー制限がサーチュイン遺伝子を活性化させるスイッチとなることが示されました。